香りで昔の記憶がフラッシュバックする
今年は金木犀の花が咲くのが早いようだ
この甘い香りがすると、どこにこの金木犀(キンモクセイ)の木があるのかとつい確かめたくなる。
すると意外にも目立たない建物の植え込みにあったりする。
金木犀はその花の香りこそ華やかだが、花が咲いていない時は割と地味なので、その木が金木犀だとは花が咲くまで気が付かない。
一つずつはとても小さいが、次から次へと花を咲かすので、その良い香りは長く続く。
そして秋の風にふわりと乗って、どこからともなくやって来る。
関東南部では、通年は9月中旬から10月にかけて満開になるのだが、今年は少し早いようだ。
職場の同僚に北海道出身の方がいるが、金木犀の事をこちらに来るまで知らなかったと聞き、私は驚いた。
調べてみると、どうやら北海道と沖縄には気候の関係からこの花は咲かないらしい。
金木犀は三大香木(さんだいこうぼく)の一つで日本人好みの良い香りがするが、元は中国から海を渡ってやってきた。
三大香木、あとの二つは沈丁花とクチナシ
金木犀の香りがすると、私は何故か美しい月夜の晩を思い出す。
多分これは、この花の満開と中秋の名月が同じ時期に重なっているので、私の記憶の中でこの2つはセットになっているのだと思う。
嗅覚から昔の記憶や感情が蘇る事を「プルースト効果」と言うそうだ。
その名前はフランスの作家マルセル・プルーストの作品『失われた時を求めて』の中の一節からきている。
それは、主人公が口にしたマドレーヌの香りから幼少期の家族の記憶が蘇るという内容でその事から嗅覚によるフラッシュバックを「プルースト効果」と呼ぶようになった。
甘い香りの美味しいマドレーヌを口にしたら、悪い思い出は出て来ないのでは❓
主人公の頭をよぎったのは、きっとふんわりした優しい思い出だと思う。
私はこの難解と言われている長編小説「失われた時を求めて」を読んでいないが、大体は想像出来る☺️
確かに香りで記憶が蘇るのは、良くある事のような気がする。
私は金木犀の香りから、嬉しい事があったあの日の月夜の帰り道の事を思い出す。
さて、あなたのプルースト効果は❓
特に何も、、、そういうのもアリ⁉︎
最後までお読み頂きありがとうございました。
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