今日ニュースで作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんが99歳でお亡くなりになったと聞いて、びっくりしました。
一度はお会いしてみたいと思っていたので、この訃報を聞いた時はとても残念でした。
大人気の京都の寂庵での「説法会」は予約が半年から1年待ちで、このコロナ禍ではお休みされていたので、とうとう念願の説法会には行けずじまいでした。
「愛した 書いた 祈った 寂聴」
私寂聴さんとの最初の出会いは、小説家としての瀬戸内晴海です。
初めに読んだ本は代表作のひとつ「夏の終わり」です。内容は女性一人と男性二人の三角関係が軸の、ドロドロ系恋愛小説で先生の私小説とも言われています。
登場人物は三人共どうしようも無い駄目人間です。
でも私には、何故かみんな嫌な感じはしない、どちらかというと自分に近い、親しみさえ受けた気がします。
その時私はまだ20代で、男女の本質や人間の業をまだ理解出来ていなかったのかもしれません。
今また読み返したら、どんな感想を持つのか、自分でも興味深いです。
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私も最後はこんな事を言ってみたい
寂聴さんは51歳で出家されるまで、数々の恋愛遍歴があり波瀾万丈の人生のようでした。
辛い事や悲しい事、そして楽しい事、色々な事を経験されて来られたからこそ、優しく大きな心を持って人々に接する事が出来たのだと思います。
そうしてそれだけでは無くて、とてもチャーミングで可愛らしさも併せ持っていて、本当に素晴らしいなあといつも感心していました。
少しでも真似出来たら良いのですが、、、
99歳の5月のバースディには、大好きなドンペリを飲んでお祝いされたそうです。
その時、寂聴さんがInstagramに残した言葉がとても味わい深くて忘れられません。
私も最後はこんな事を言えたらどんなに幸せだろうと思います。
「悔いが無いように、やりたい事は先延ばしにせず全てやり切る」
これからの生き方の目標にしたいです。
(以下、寂聴さんのInstagramより)
99歳の誕生日は病院にいました。
脚の血管がつまって、痛くて、軽い手術をしました。
退院して、遅ればせながらの誕生日を
寂庵のスタッフとシャンパンをあけて祝いました。
99歳まで生きて、長すぎた一生だと思います。
様々なことを人の何倍もしてきました。
全てに今は悔いがありません。
十分に生きた我が一生でした。
死に様は考えません。
自然に任せます。
寂聴さん💐どうぞ天国で安らかに
最後までお読み頂きありがとうございました。
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