2022.11.4 谷川岳オキの耳まで西黒尾根コースで山頂へ。
下りは天神コースを歩き、天神平からロープウェイを使って帰りました。
日本百名山の谷川岳は、1977mのオキの耳と1963mのトマの耳の二つのピークがある双耳峰です。
4年前に登った時は、天候悪化の為トマの耳までで断念し下山した苦い思い出があります。
今回は最高地点のオキの耳を目指します。
この日の為に、何日も前から天気予報を見ながら計画を練って、仕事もお休みを取りました。
西黒尾根ルート踏破
山頂へはいくつかのコースがありますが、西黒尾根コースは標高差1230mの中にいくつもの鎖場や急坂があって日本三大急登のひとつになっています。
*日本三大急登 「谷川連峰・西黒尾根、北アルプス烏帽子岳・ブナ立尾根、南アルプス甲斐駒ケ岳・黒戸尾根」
スタート地点は紅葉が綺麗で明るい曇り。
登山には絶好のお天気です。
山頂までのコースタイムは3、5時間とガイドにありますが、無理をせず気をつけて登りたいと思います。
谷川岳は世界一死者が多いというワースト記録がギネスに認定されている程です。
この辺りから急に空が暗くなり、サアーと雨が。
雨は降ったり止んだりの弱い雨ですが、岩場が濡れて足元が滑りやすくなってしまいました💧
この垂直の岩をしっかり鎖をつかんで慎重に登ります。
今日は平日で空いている為、慌てずに済むので良かったです。
何ヵ所も続く難所をくぐり抜け、歩いて来た山道を振り返ると、、
楽に歩いているようですが、強い横風が吹いていて一瞬たりとも気を許せない所でした。
登山の苦しさは山頂での絶景が待っているから耐えられるのですが、予報に反して段々お天気が悪くなってきています。
まだかなー。
谷川岳が魔の山と言われるのは、天候がくるくる変わりやすいから。
それは太平洋側と日本海側の天気が交わる場所とこの山独特の地形が原因だそうです。
トマの耳まで150m。
山頂まであともう少しの辛抱です。
ここで防寒着を着込んで手袋も冬用に変えました。
天気は段々悪くなり辺りは真っ白。
加えて雨に混ざって霰(あられ)まで降ってきました😭
体力、気力共に限界に近く、4kgのリュックがとてつもなく重く感じます。
山の洗礼を受ける
雨あられと強風で中々前に進めない。
視界がゼロの等しいので、足を踏み外すと滑落の危険もあります。
ストックの先を拡大した写真を見ても分かるように、数分で真冬になってしまいました。
トマの耳近くでさらに気温が下がって、体感的にはマイナス10度位に感じました。
自分の髪の毛が凍ってバリバリになるのが分かります。
コースタイムを大幅に遅れて5時間近くかかって登頂成功。
何も見えません。本当に真っ白です。
山頂には10数名の登山者がいましたが、皆さん写真だけ撮って足早に下山していかれます。
私も本当ならここでカップラーメンとコーヒーでお昼にする予定でしたが、この悪天候の中では座る事も出来ません。
その為にせっかく持ってきたお水や食料もそのまま持って帰る事になり、それが気分的にも重く背中にのしかかってきて疲れも倍増しました。
少し下った所にある山小屋で暖かい飲み物でも、、、
と期待しながら、着いた山小屋「肩の小屋」は、なんと昨日で営業終了でカギがかかっていましたー。
Twitterを事前に確認すべきでしたね💧
休憩といえば立ってお水を飲むぐらい。
疲れと寒さでヘロヘロになりながら、天神尾根コースを降ります。
ほとんど降りた頃、やっと晴れ間が見え出しました。
なぜ今頃?
そして写真には写らなかったのですが、遠くに虹が出ていました。
今回も山の神のお許しは出ず、山頂での絶景は見る事が出来ませんでした。
16時10分にロープウェイ乗り場に到着。
山頂から2時間15分もかかってしまいました。
ロープウェイの最終便は17時なので間に合って良かったです。
🍁 🍁 🍁
お疲れ様でしたー。
帰りに水上の「キャンプファイヤー」さんで夕食。
今回は「魔の山谷川岳」から山の厳しさを教えられました。
次回こそは「美しい谷川岳」に会いにまた来ます。
(えっ、懲りずにまた来る気? by魔王)
* Thank you as always *
★★★ ブログランキング参加中 ★★★
↓ click ↓
人気ブログランキング
▼ よろしければ 読者登録 お願いします! ▼