鎌倉殿の13人
とうとう終わってしまいましたね。
この日が来る事は初めから分かっていたのに、とても別れが辛いです。
しばらく私の中で義時ロスが続きそうです。
最後はやはり「吾妻鏡」に書いてあるように、北条義時は亡くなってしまいましたが、この小栗旬さん演じる北条義時像はずっと私の心に残ると思います。
「鎌倉殿の13人」を見始めたきっかけは「鎌倉に住んでいるのに良く北条氏が執権だった頃の歴史が分からないから、ドラマを見て少し勉強しよう」ぐらいの気持ちから。
その位、この時代はややこしくて、しかも北条家の名前が覚えづらく、私が良く知っているのは北条政子でした。
一人の坂東の心優しく戦いにあまり興味が無い若者が、鬼のような執権になるまでの半生は、本当に見応えがあり、脚本の三谷幸喜さんには翻弄されっぱなしで毎週テレビを見るのが楽しみになっていきました。
鎌倉の為に、だんだん顔つきも険しくなり、とうとう妻に毒を盛られるまでに嫌われてしまう義時は哀れでした。
NHKより
これがタイトルにある「報いの時」なのでしょうか?
ラストの数分間の姉と弟のやり取りは、涙無くては見られませんでした。
「薬を持って来てくれ」と言った義時に姉の北条政子は薬瓶を持ってきましたよね。
この時、私は実は薬と見せかけて政子は毒が入っている瓶を持ってきたのかと思いました(でも本当に薬の瓶でした)
自分の子供を殺されてしまったのですから、母としては毒を飲ませたい程、弟の事が憎いだろうと私は思ったのです。
毒を持ってきたと思った私の予感は外れましたが、結果は同じでした。
政子は薬の瓶をわざとこぼしました。
でもこれは、弟が憎いからした事ではありませんね。
もっと大きな愛で、最後は弟を看取りました。
この時の北条政子役の小池栄子さんの演技は素晴らしかった。
悲しいけどこれで良かったのです。
義時もそして鎌倉としても。
これまで義時によってたくさんの人が亡くなってしまいましたが、それは鎌倉を守る為に、そして北条家を守る為にはそうするしかなかったから。
尊敬していた源頼朝の思いを受け継ぎ武士の世を確立したのは凄いと思います。
「最も頼りになる部下は最も危ない敵になる」の頼朝の教えをそのまま実行して忠臣達を殺略してきた義時の最期は悲しい物になってしまいましたが、激しい闘い「承久の乱」を経て、政治の中心が京都から鎌倉になったのはとても大きな出来事です。
執権北条義時は、悪行を重ねて嫌われ者になってしまいましたが、私はお疲れ様でしたと言いたいです。
天国で愛する八重さんに再会してゆっくり休んで下さい。
権力を手に入れる程、形相が険しくなり人格さえも変わっていく義時を演じた小栗旬さん、見事でした。
NHKより
あーしばらく日曜日の夜8時がツマラナイ💧
* Thank you as always *
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