mousou-wife’s blog

2拠点生活の日常の記録を書いています 鎌倉⇆軽井沢

横浜中華街「美心酒家」*エンタメ最高の麻婆豆腐

人で賑わう横浜中華街の大通りから少し中に入ると、そこは異国情緒あふれる一角。

まるで香港の裏通りに迷い込んだかのようです。

 

 

本当に美味しくて安いお店が軒を並べる裏通りは、昼とはまた違った雰囲気があり、観光客より地元の方の姿が目立ちます。

 

美心酒家(びしんしゅか)

2024年3月16日TV「王様のブランチ旨辛グルメ」で紹介

 

「元町・中華街駅」から徒歩5分

店内は20席程の、こぢんまりした造りで、明るくて綺麗です。

 

香港出身のシェフが腕を振るう本格的な中国料理が人気で、ランチ時はすぐに席はいっぱいになってしまいます。

 

 

エンタメ麻婆豆腐

メニューは豊富で、どれも美味しそうですが、今日は麻婆豆腐花を食べに来たのでまずそれをオーダー。

 

「マーボートーフファー」(右上)は外せない

 

土鍋に入った豆乳がテーブルに置かれ

土鍋の中には液体状の豆乳が入っています。

数分後に土鍋の蓋を開けると、中の豆乳はプリン状になっていました。

そこに薬味とお肉が入った具をお店の方が目の前で混ぜてくれます。

 

目の前でみるみるうちに麻婆豆腐に

 

 

出来たて麻婆豆腐は、滑らかでお豆腐の優しい甘みを感じます。

かかっている麻婆のソースはかなり辛めで、しっかりした味付けでした。

 

 

麺類のメニューを見ると、大きなエビワンタンが目立ちますねー。

 

 

迷わず「本場香港ワンタンメン」

 

大きなワンタンが5個

プリプリのワンタンにぎっしりと具が詰まっています。

麺は細めで、スープは薄味、干貝柱の出汁が効いている感じであっさり系です。

 

麻婆豆腐が辛かったので、この薄味スープで中和出来ました。

 

ビールが進みます

 

点心のメニュー

 

点心は「フカヒレ餃子」

 

前に頼んだ2品がとても美味しかったので、これも期待していましたが、やはり思っていた通りの美味しさでした。

 

ごちそう様でしたー。

 

 

 

美心酒家
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町139 龍華ビル
2,000円(平均)
r.gnavi.co.jp

 

 

* Thank you as always *

 

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雪から晴れ、そして老舗「わかどり」へ*目まぐるしい1日

また雪

今年は雪が多くて、3月末だというのに予報通り、午前中から雪が。

 

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ただ、この雪は午後には止み、気温が思ったより下がらなかったおかげで、どんどん雪は溶けていきました。

 

軽井沢ではこの冬の最後の雪かな。

そして午後4時過ぎると、晴れ間も見えて、とても目まぐるしい1日となりました。

 

浅間山

真っ白な雪を被った浅間山がとても綺麗です。

外気温7℃、寒冷地では暖かく感じます。

土曜日だというのに、軽井沢は人がいつもより少ないのは、朝からの雪で外出を皆さん控えているからかなー?

 

「そうだ、前から気になっていたあのお店に行ってみよう」

 

わかどり

軽井沢本通りにあるお店

古くから地元民に愛され続けて

夏のハイシーズンは行列になる程ですが、今の季節はそうでも無いようです。

でも、入ってすぐに満席になってしまいましたが。

 

カウンターとテーブル席のこぢんまりした造り

65年程の歴史ある焼き鳥屋さんなので、中は良い意味で炭で黒くなっているのかと思っていた所、予想に反して店内は新しく綺麗です。

 

後から分かったのですが、前はテニスコート通り・散水通りにお店があったのですが、後にここ軽井沢本通りに新装開店されたとの事でした。

 

メニュー

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このメニューの中から、やきとり、てばさき、鳥茶漬けを。

他に「本日のお勧め」からアスパラ巻きと佐久鯉うま煮をオーダーしました。

 

佐久鯉うま煮

 

甘く煮付けた佐久鯉は、臭みは全く無く美味しかったです。

以前、私は鯉は「食べず嫌い」で苦手でしたが、佐久の美味しい鯉に出会ってから、好きになりました。

 

やきとり、てばさき

やきとりと、てばさきは、ジューシーで柔らかく、これはネットの口コミ通り。

 

アスパラ巻き

アスパラ巻きは、サクサクの衣に包まれた鳥肉との相性も良く、もうひとつおかわりしたい程でした。

 

鳥茶漬け

白ワイン一杯で食も進み、最後の鳥茶漬けまで、どれも美味しくて満足しました。

 

本当は看板メニューの「むしり(もも焼き)」もまだ食べられそうなら挑戦したかったのですが、これはまた次の楽しみに取っておく事にします。

 

今日は軽井沢でまた一つお気に入りのお店を発見しました。

 

外に出ると、昨日までの凍てつく寒さはどこへやら。

少しだけ、春の足音が聞こえた帰り道でした。

 

maps.app.goo.gl

 

*お会計は現金のみ(2024/3)

 

 

* Thank you as always *

 

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久しぶりの軽井沢「明日はマイナス10度予報」

3月は予定が立て込んでいて、軽井沢に行きたいと思いつつも都合がつかないまま何週間も経ってしまいました。

 

昨日、数週間ぶりに軽井沢に向かうと、碓氷軽井沢インターを過ぎたあたりから、キーンとした冷え切った空気を感じ、峠を越すと何と粉雪が降ってきました。

 

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寒い!

3月でも軽井沢はまだ冬です。

2拠点生活も4年目なのでその位は分かっていました。

 

でも今年は凄く寒く感じるのは、きっと久しぶりに来たからかも。

温暖な神奈川県からこちらに来ると、1日の温度差が15度〜20度あり、体が慣れるまで寒さが応えます。

 

外気温はマイナスなので、先日降った雪がまだ溶けないうちに、またその上から積もる雪。

 

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車の往来がある幹線道路や軽井沢駅周辺は雪は溶けていましたが、一本中に入るとこんな感じです。

 

少し留守をしていた軽井沢の家に、雪かきをしながら中に入りました。

 

首都圏では桜開花予想のニュースで賑わっていますが、軽井沢は真冬の寒さです。

 

夕方には雪も止んだので、ツルヤスーパーさんに買い出しに行ったのですが、休日にもかかわらずお店は空いていました。

 

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ニュースを見ると明日金曜日は最低気温がマイナス10度との予報が出ていました。

 

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また今週土曜日は雪が降るみたいで、今年は軽井沢は雪が多いですね。

 

もうすぐ4月になるというのに、今は薪ストーブをガンガンつけて暖を取っています。

寒いのはもう嫌です。

 

暖かい春が待ち遠しいな🌸

 

 

* Thank you as always *

 

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パルムドール受賞作「落下の解剖学」これは私の好きな映画だった

「落下の解剖学」は第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で女性監督として史上3人目となるパルムドールを受賞、ゴールデングローブ賞最優秀脚本賞にも輝き、第96回アカデミー賞でも脚本賞を受賞した。

 

「落下の解剖学」

パルムドール賞はカンヌ国際映画祭における最高賞で、クオリティーの高さや、やや難解なストーリーや芸術的表現も評価の対象になると聞いていたので、前から気になっていました。

また、この謎めいたタイトル「落下の解剖学」にも引き寄せられ、先日劇場に観に行って来ました。

 

原題「Anatomy of Fall」

監督 ジュスティーヌ・トリエ / 脚本 ジュスティーヌ・トリエ / アンチュール・アラリ

キャスト ザンドラ・ヒュラー / スワン・アルロー / ミロ・マシャド・グラナー /アントワーヌ・レナルツ

公式の映画紹介には、フランスのサスペンス・法廷劇と書かれているようですが、私はこの映画は人間ドラマ、それも夫婦間・親子間の深層心理を描いた映画だと思います。

 

【あらすじ】

雪深い人里離れた山荘で、そこの住人が転落死する。発見したのは、視覚障害がある少年だけ。これは事故死か他殺か自殺か❓

ストーリーが進むうちに謎が深まり知りたくなかった事や見たくなかった事まであばかれて行くが、、、

分かりづらくて、最終的に観客の判断に委ねられるあたり、好き嫌いに分かれる内容ですが、私は好きでした。

 

【感想】

なんと言っても景色が綺麗。

フランスの山奥の、ポツンと建つ山荘はそれだけで絵になります。

冒頭から「ん、何だこれは」という違和感を感じるシーン。

イライラする大音量の音楽から、観ている者に「何か起こりそうな、絶対何か起こりそうな予感」をさせます。

この不自然な中、二人の女性は笑顔なんですが、それが却って不気味です。

ここまでは序章みたいな感じで、あまり意味がないように感じますが、実はこのシーンもすごく大事。

脚本賞を獲るだけあって、緻密に計算され尽くされている展開に、後から驚ろかされました。

次のカットは、視覚障害がある少年が犬の散歩から帰って、父の転落死を発見するシーン。

 

 

ここから話がワーッと一気に拡がっていきます。

 

 

「自殺」とも取れるし「他殺」とも取れる。

そして「他殺」だとしたら、疑われるのはその場にいた妻という事になります。

普通この線引きは事故現場の物的証拠とか参考人のアリバイとかが重要になって来ますが、それよりも、妻に殺意があったかどうかに焦点が絞られているのが、普通の事件物とは全く違う所です。

 

夫婦間の葛藤と家族の苦しみ

(ネタバレ含む)

フランス人の夫とドイツ人の妻、二人の間で使う言葉は中間をとって英語。

自国語で話さないで、お互い歩みよって生活しているかのようですが、実は仕事や家庭での役割で始終喧嘩が絶えない。

フランスに住んでいるのも、妻からしたら夫に合わせているという事で、住居についても不満です。

しかも作家として成功している妻に夫は嫉妬しているようで、彼は常にイライラしていたようです。

そして子供の目の病の原因は、下校時の時に遭った交通事故で、それは間接的に自分のせいだと悩む夫。

 

どこの家庭にも多かれ少なかれ、問題や悩みはあるものですが、それを口に出して言うか言わないかの違いも大きく関係してくるのでは❓と私は思います。

 

この家庭のいざこざ、口喧嘩を何と夫は、自分の作品のテーマの材料に使うつもりでずっと録音していたのです。

 

録音されていた事を妻は知らないので、つい酷い言葉で相手を罵ってしまっています。

これは法廷でとても不利になっていく。

でも妻は夫を愛していたと思うのですが、これは本人に聞かないと分かりません。

 

法廷での決め手となる子供の証言、これで判決が決まり一件落着のような終わり方をしますが、本当のところはどうなのか、観客に任せる形をとっているので、すっきりした終わり方ではありませんでした。

 

私は、夫は自殺だと思うし、息子も「そうであったと思いたい」ので、彼の心の目で両親を見ていた、その結果があの父親の自殺を仄めかす証言かなと。

 

 

最後の方に、息子が回想するシーンで、父親と二人で車で話す内容、実はあんな事は本当は父親は言っていなくて、あれはあの子供の妄想なのでは無いでしょうか。

 

この映画は「誰が」主体なのかで全く違う内容になってしまう恐ろしさを、かつての日本映画の傑作「羅生門」のように私達観客に教えてくれました。

 

最後に

人は見たいものしか見えないし、事実も時と共に自分の都合の良い方に解釈されていくような気がします。

またそれは、そうでも無ければ、現実が辛すぎてやってられないという事の裏返しなのかもしません。

 

軽井沢の家のデッキより

 

 

* Thank you as always *

 

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