日本百景の猊鼻渓
岩手県一関にある猊鼻渓(げいびけい)で舟下りをしてきました。
岩手のこの景勝地は石灰岩で囲まれていて、その距離は2kmにもなります。
ゆっくりとこの景色を眺めながら川を下って行くこの時間は日常を忘れさせてくれる贅沢なひと時です。
船頭さんの唄う民謡に聞き惚れながら岸に戻りました。
うっとりする時間が静かに流れ、落ち着いた気持ちにさせてくれた猊鼻渓でした。
ここから次の目的地の平泉に向かいました。
蝉時雨の中尊寺
お寺は真夏に来ると暑いのですが、その雰囲気はとても好きです。
10分程歩くといよいよ世界遺産の「金色堂」が見えて来ました。
金色堂は中尊寺創建当初の姿を今に伝える建造物で1124年(天治元年)、奥州藤原氏初代清衡公によって建立されました。
(金色堂は写真撮影禁止です)
やはり実際に目の前で見るとその素晴らしさは写真とは比べ物にならなかったです。
色味を比較すると京都の金と平泉の金は違うと言われていますが、なるほど素人の私でもその違いは分かる気がします。
京都の華やかな金色に比べて平泉の金色は重たくて渋みを感じます。
この美しさに感動して外に出ると松尾芭蕉の句碑がありました。
【訳】年々降り続いてすべての物を朽ちさせてきた五月雨も、この光堂だけは降り残したのだろうか。 その名のように、数百年を経た今も光り輝いているよ。 「光堂」は平泉中尊寺の金色堂(こんじきどう)の事
感動した中尊寺を後に200km先の青森に向けて車で出発しました。
先物買いの三内丸山遺跡
ここは今はまだ「特別史跡」なのですが近々「世界遺産」に認定されると思われる遺跡です。
着くと思ったより大きくて綺麗な入り口でびっくりしました。
三内丸山遺跡は縄文時代の大規模な集落跡です。
時代は紀元前約3900〜2200年 現代から約5900〜4200年前に遡ります。
この穴は直径・深さとも約2mなので、とても大きな柱が建っていた事になります。
これを見るとここは海も近く、里と海の幸の両方に恵まれた地だったようです。
あまり前もって調べて行かなかったので、野外の縄文時代の発掘跡がある程度なのかと思っていたのですが、館内施設も綺麗で立派でした。
ここは想像していた以上に楽しかったです😊
晩御飯は青森駅前にある郷土料理「りんご箱」さんへ
東北風のお雑煮に似た味付けのせんべい汁が美味しかったです。
明日はどこ行こう❓
最後までお読み頂きありがとうございました。
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