鎌倉の海と山の間
和洋が混在するロマン溢れる文学の博物館
ここはかつて加賀藩の系譜の旧前田公爵家の鎌倉別荘で国登録有形文化財に指定されています。
鎌倉文学館
バス通りから少し入るともうそこは別世界
佐藤栄作元首相がここを別荘として使っていた事もあり、ノーベル平和賞はこの館で受賞の知らせを受けたそうです。
また作家三島由紀夫は小説「春の雪」にこの別荘をモデルに使っています。
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どっしりとした門の先にはトンネル
敷地内にトンネルがあるお屋敷😊なんて素敵なんだろう。
夏日の暑さもこの木陰でヒンヤリ。
昭和58年、第17代当主 前田利建氏により鎌倉別荘の建物が鎌倉市に寄贈され、鎌倉文学館として開館しました。
重厚な構えと女性的な柔らかさを併せもった独特な造りです。
早速中に入ってみます。
これがかつては個人の持ち物だったという事に驚かされます。
窓からは外の庭園が見渡せ、遠くには鎌倉の海が見える日も。
館内には、鎌倉にゆかりのある文学者達の作品や写真、直筆の原稿などが展示されています。
夏目漱石、芥川龍之介、川端康成、里見弴、三島由紀夫、立原正秋等々、、、鎌倉に移り住んだり、小説の舞台にしたり、あるいは旅の途中に訪れたり、多くの文学者達が鎌倉と関わりがあります。
また特別展では「鎌倉時代黎明」を7月3日まで開催しているので「平家物語」「吾妻鏡」などの古典から坪内逍遥、太宰治、永井路子ら近現代までの作品を見る事が出来ます。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の予習や復習にも役立ちそうです。
👇鎌倉文学館のTwitter
このように中は撮影禁止なので写真はないのですが、日本文学に興味がある方はもちろん、建築物や別荘デザインに興味がある方は必見の建物です❗️
一通り館内を見学した後、外に出て広い庭園に向かいました。
薔薇が見頃の庭園
ここでは薔薇と一緒にフォトジェニックな鎌倉文学館を眺める事が出来ました。
大きなシイノキ(スダジイ)
「鎌倉」という名のトゲの無い黄色い薔薇
「ブルームーン」紫がかったピンク色が綺麗
丹精込めて育てた沢山の薔薇が青空に映えます。
蕾もあるのでまだ見頃は続きそうですね😊
「特別展 鎌倉時代黎明」
4月16日〜7月3日
鎌倉文学館では常設展の他に特別展として、はじめてのはじまり・鎌倉時代について学べます。
🌹 🌼 🌹 🌼 🌹 🌼 🌹
文学館を出て、バス通りに出ると有名な鯛焼き屋さんがあるのでちょっと寄り道
鯛焼きなみへい
ここの鯛焼きは注文してから一つずつ型で焼く天然物です。
外皮はパリッ、中はしっとりした甘さ抑えめのアンがとても美味しいので、ファンも多いようです。
アツアツを買って帰り、家でおやつにしました(一つ210円)
頂きまーす。
うんまい♪
鯛焼きを頬張りながら、先程行った文学館のパンフレットを眺めていると、、、
まるで呑気な私をどこかで猫に見られているような気になりました💧
ブックマークの猫の独白
呑気と見える人々も、
心の底を叩いて見ると、
どこか悲しい音がする
ー夏目漱石「吾輩は猫である」
さすが漱石の猫、分かっているなあ😆
※ 鎌倉文学館は改修工事のため、令和5年(2023年)4月1日から長期休館しますのでご注意下さい。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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