SF映画好きでもそうで無い人にもお勧め
起こり得る近未来の世界を描く映画で
私個人的には好きな映画でした。
ザ・クリエイター/創造者
監督
ギャレス・エドワーズ
キャスト
ジョシュア/ジョン・デヴィット・ワシントン
アルフィー/マデリン・ユナ・ヴォイルズ
ハルン/渡辺謙
マヤ/ジェンマ・チャン
あらすじ
一言で言ってしまうと、人間対AIの戦争だけど
もう少し話は複雑で、
AIと敵対関係の人間側代表の西側諸国対AIと共存する新アジアの戦いです。
この映画の中の新アジアは
日本やベトナムやチベットに似た所が
混ざり合った空想のアジア圏です。
私達が現実に目にする畑や山、
寺院や街が舞台なので
「スター・ウォーズ」のような
宇宙的な感じはしなく、SF映画でありながら
まさに起こり得る近未来という
身に迫る作品になっています。
感想(ネタバレ含む)
話の軸は、人間対AIの関係で
至るところに人間対AIの絡みが出てきます。
AIをロボットとして扱い、ただの機械としか
見ない西側諸国と
AIと共存しロボットと心を通わす
新アジア圏と。
主人公二人(ジョシュアとアルフィー)この人間対AIの対峙
初めはアメリカ人の人間とアジア圏にAIの間に
全く意思の疎通が出来ていないかのように
見えましたが、
一緒に行動を共にするうちに
愛情を感じるようになって行くのです。
アルフィーという名前のこのAIの女の子は、
特殊な能力を持っていて「兵器」と呼ばれ
人間達の標的にされています。
アルフィーがジョシアに向かって
「私は天国に行けない」とポツリと言う
シーンは、見ていて胸が苦しくなる場面でした。
アルフィー役の女の子、
自然でとても可愛いし演技も上手でした。
終盤で、仲間と自分の自由の為に
基地の中で全力で走るアルフィーの姿は感動します。
優しさと相手を思いやる心を持っていて
何より平和を望むAI。
AIの方がより人間らしい
と思うのですが。
では「人間らしいとはどんな事か」と考えると
今でも、地球では戦争が終わらず
人間同士の憎しみ合いは絶える事がありません。
これが人間本来の姿だとしたら
先程の「平和を望むのが人間らしい」は
当てはまらなくなってしまう、、、
色々と考えさせられる良い映画でした。
おまけ
映画の予告にエアロスミスの名曲「Dream on」が、流れているので、てっきりサントラに使っているのだと期待していましたが、本編では流れず。
私は観る前から、勝手に「Dream on」の曲調の、壮大な悲壮感に映画をシフトしていたので、これはヌカ喜びに終わってしまいました。
* Thank you as always *
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