ずっと前から行きたかった倉敷へ①
行くなら初夏が良いと詳しい方から聞きました。
それは川沿いの柳の木が風にそよいで綺麗だからだと。
後楽園と岡山城
新幹線の中で、倉敷に着く前に、行った事が無い後楽園と岡山城に行こうと決めました。
岡山駅で降りると、あららー。
駅のコインロッカーも一時預かり所もG7の為使用禁止でした。
仕方なく荷物を持ったままバスに乗って後楽園へ。
(そして後楽園のロッカーは、案の定満杯で使えませんでした)
広ーい(面積13.3ha)
遮る物がなくて気持ち良いのですが、この時期お花がなくて単調。
覚悟していましたが、荷物を持っての岡山城までは遠いです。
やっと川向こうに岡山城が見えました。
黒くて格好イイ。
橋を渡って。
着きましたー。
一番上まで上がって岡山を一望
山登りが趣味な程、高い所は大好きなので、これで疲れも吹っ飛びました。
ここからバスと電車で小1時間移動して、倉敷へ。
夜の倉敷
駅から歩いて目的の美観地区に到着。
ここは白壁が織りなす景観と静かな佇まいから小京都とも言われる美しい地域です。
川を囲んだこの地形は、前に行った小樽に近いけど、雰囲気は全然違う。
ノスタルジックで綺麗なのは同じですが、小樽は海を感じたけれど倉敷は里を感じ、しっとりして静かです。
人があまり見当たらないなー。
川沿いに数本植えられた、大きな木からとても良い香りがしてきます。
調べるとこれは栴檀(センダン)の木とわかりました。
辺りがこの満開のセンダンの甘くてエキゾチックな香りに包まれています。
スパイシーな香辛料を混ぜたチョコレートのような複雑な香りです。
ちょうどこのセンダンの木の前に、開いているお店があったので入ってみる事にしました。
ワインベースのキールを注文
この時、マスターから、外のセンダンの木ついて次のようなお話を伺いました。
「センダンは夜の方が香りが強くなるんです。夜中お店を閉めて外に出ると、この花の香りを嗅ぐと『ああ、夏が来たな』と思います」
センダンの木は関西から九州に多く、関東以北ではあまり見られないので、お話がとても興味深かったです。
しばらくして、外に出るとすっかり日が暮れていました。
外は暗くてもショーウィンドウが明るく灯っているので、歩きやすいです。
ホテルまでお散歩しながら帰ります。
モダンな白い建物が、くっきりと川面に浮かんで見えます。
今日と明日は倉敷の阿智神社のお祭りなんですね。
ふと訪れた旅先で、偶然その土地のお祭りの日に当たると、とても得した気になります。
ー明日は昼の倉敷散策へと続くー
* Thank you as always *


にほんブログ村