私が3年間の2拠点生活を経て感じる事
「軽井沢の基準地価急上昇」
このニュースを見た私の軽井沢の友人が「長倉(軽井沢)の別荘が、5年前に購入した時の2倍の価格になっている」と驚いていました。
(前年からの変動率は+6.93%)
テレワークの普及と、猛暑を少しでも快適に過ごしたいという人達から、都心からもアクセスが良く、夏が涼しい事で人気が急上昇しているようです。
そして軽井沢は避暑地の別荘としてだけでは無く、移住としても注目されています。
これは今に始まった事では無く、コロナ禍の頃から軽井沢では建設ラッシュが続いていますし、この傾向は今後しばらく続くと思われます。
9月になるとガラリと様子が変わる
軽井沢では独特の建築規制があって、別荘使用中の夏の間7月25日から8月31日は工事の自粛期間になっています。
この間は、工事の大きな音がしないので、小鳥の囀りや蝉の声が気持ち良く聞こえます。
そして9月になると途端に工事が始まります。
あたかも突然建設ラッシュが始まったかのように感じますが、寒冷地では真冬になる前に基礎工事は済ませておきたいので、秋が勝負なのでしょう。
かなり森林伐採が進んでいるようですが💧
別荘地では、道路から後退して建物を建てる独自のルールがあるので、広い土地が必要になってきます。
軽井沢の建築ルールとは
「これを知らないで家を建てると大恥をかく」
美しい自然を保護する為にとても厳しい基準が設けられています。
敷地1000㎡=302.5坪以上。
建ぺい率20%、容積率20%以下。
境界隣地まで3m以上離し、道路から5m以上後退。
建物は2階建て以内、高さ10mまで。
屋根は2/10以上の傾斜があるもの。
塀は設けず、低木で垣根にする。
外観の色彩、形態は周辺と調和させる。
敷地内にある樹木はできる限り残す。
※これは強制力があるものでは無く、お願いレベルだと聞いた事がありますし、商業地や最近出来た住宅地では、この基準ではありませんが、古くからある別荘地では軽井沢ルールを守って建築した方が良いという事は確かです。
門も塀も無くても人目は気にならない、広い敷地に建物がある旧軽エリアの別荘
また、軽井沢は都会から移住してきても比較的溶け込みやすい土地柄だと思います。
それは観光地なので人慣れしているし、元からの住民も都会からの移住者や別荘使用者も多いので、他人との程良い距離感が分かっているからかもしれません。
初秋の風景
緑が多く、空気が澄んでいる9月はどこも美しい風景で溢れています。
建築ラッシュと言っても、まだまだ自然が残されている場所は沢山あります。
軽井沢は、都会では味わえない美しい自然と静かな町並み、加えてスポーツも盛んなので、住むにはとても良い環境です。
良い事ばかりではない
もし移住するかどうか迷ったら、忘れてはいけない事があります。
それは冬が氷点下になりとても寒いという事。
これも冬を楽しめるという方なら問題ないです。
また軽井沢は物価が高い。
特に外食は鎌倉より高いです。
ガソリンは言うに及ばず。
対策としては、買い物は隣町の御代田や佐久まで行く事でしょうか。
ここまで足を延ばせば、手頃な価格で食料品も日用品も殆ど揃います。
あとは、個人の人生観というか生活の中における「楽しさ」「遊び」の比重次第。
また軽井沢について気がついた事があったら随時更新していきますね。
* Thank you as always *
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