2023年10月6日、朝は絶好の山日和
(帰宅してから知ったのですが、この日は山での遭難事故が相次いだ日でした)
絶景の千畳敷カール
百名山「木曽駒ヶ岳」は長野県木曽山脈にそびえる美しい山です。
標高2956mで中央アルプスの最高峰ですが、比較的登りやすい山としても知られています。
菅の台に車を停め、バスとロープウェイで「千畳敷カール」まで一気に上がり、そこから木曽駒ヶ岳山頂を目指します。
ここは2万年前に出来た氷河地形で、秋は美しい紅葉が広がり、中央アルプスの絶景スポットとしても有名です。
何日も前から天気を調べて(主にtenki.Jp)当日は登山指数もAランクの日だったので、木曽駒ヶ岳の山頂から見るパノラマ絶景を楽しみに登り始めました。
①千畳敷カール②宝剣岳③中岳から木曽駒ヶ岳の往復で順調ならコースタイムは3時間半で行けそうですが、途中休憩を含んで4時間半を予定していました。
10時に出発、すでに思っていたより寒くて、防寒用に用意していたフェイスガードを千畳敷で着けました。
吹き続く冷たい強風に先に進まず
絶景の中、先に進むにつれ冷たい風が吹き荒れて、体感的にはマイナス2度位でしょうか。
お天気が良ければ楽しい登山道ですが、これはかなり体力を必要とします。
紅葉を見に来たのに、厳しい冬登山となってしまいました。
シェルの下にはダウンを着ているので、寒さは凌げていますが、帽子がスウェット生地のキャップなので、風で帽子が飛ばされそうです💧
ニット帽にすれば良かったと激しく後悔。
この極寒で、もしこのスウェット帽が飛ばされたら寒さに耐えられなかったと思います。
まだ10月初旬ですが、この寒さ。
下でバスに乗る時は、綺麗な秋晴れでした。
山の天気は本当に分からないですね。
やっと「乗越浄土」に到着。
2853mまで登って来たのに、真っ白で何も見えません。
雪混じりの強風の中、先に進むのに体力を奪われ、コースタイムをかなりオーバーしてしまいました。
木曽駒ヶ岳を目指して来たけど、これは私の力量では無理かもしれないと思い始めました。
昨日は木曽駒ヶ岳で、低体温症で救助された方がいらっしゃったと聞いたばかりで、より慎重になっています。
悪天候の中、ゆっくり先に進んで中岳に到着。
さらに悪天候。
2925mの山頂は本来なら絶景のはずですが、何も見えません。
5分程、中岳山頂の岩陰で風をよけながら、どうにかお天気が回復するのを待ってみましたが、相変わらずの強風と、先が真っ白で見えないので木曽駒ヶ岳に行くのを諦めました。
ここから20分も歩けば木曽駒ヶ岳山頂に着くと思うと、、、
とても残念です😭
中岳からの下山途中で乗越浄土の山小屋でお昼休憩したら、疲れも取れて元気に歩く事が出来ました。
無事、千畳敷カールの遊歩道まで下って来たら、冷たい風も止んで青空が見え始めました。
帰りの千畳敷駅から乗ったロープウェイから見る景色はまさに紅葉まっさかり。
なーんだ、中岳は真っ白で雪まで降っていたと言うのに、ロープウェイから見た景色が1番秋景色が綺麗だったのですね。
今日は色々体験出来た、秋の一日でした。
体が冷えたから、帰りに温泉に寄って行こう。
木曽駒ヶ岳まで行けなかったけど、無事に帰って来れて良かったです。
* Thank you as always *
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