日本画家・清方が見た夏げしき
真夏のある日、鎌倉市にある鏑木清方(かぶらききよかた)記念美術館に行って来ました。
この1枚の絵「朝涼」を見るために。
「朝涼」は夏の間の企画展でのみ展示するとの事なので、始まる前からとても楽しみにしていました。
この小さな美術館は、近代日本画の巨匠鏑木清方画伯の終焉の地、鎌倉雪の下の旧居跡に当時の端正なたたずまいを残しながら建てられました。
鎌倉小町通りから1本入った閑静な住宅地にあるこの美術館は、気をつけていないと通り過ぎてしまいそうな位、実に周りと溶け込んでいます。
入り口からして素敵でした。
玄関までのこの和を感じるさり気ないアプローチ、憧れます。
中に入り数枚の作品を見た後、清方の代表作「朝涼」が目に飛び込んで来ました。
このポスターにも使われた「朝涼」の女性はほぼ等身大で描かれていて、私が思っていたより大きい作品でした。
モデルは、鏑木清方画伯のお嬢様で夏の散歩の様子を描いた物だそうです。
この素晴らしさは言葉では伝えづらいですが、凛とした中にも若々しい美しさに溢れていた作品でした。
こちらの視線など全く気にする様子もない横顔で、涼し気な空気感をまとった歩き姿は、真夏の暑苦しさとは無縁のまさに「夏色美人」でした。
(大正14年、清方46歳の時の作品)
展示室を出ると、中庭が見渡せる休憩コーナーがありました。
ここで椅子に座って、作品集などを眺める事が出来ます。
Giraffa
去年12月に鎌倉小町通りにオープンしたカレーパン専門店「Giraffa」(ジラッファ)に帰りに寄ってみました。
先日TV ニュースエブリィでも取り上げられた時から気になっていたのでした。
このお店はパンの種類は「カレーパン」(350円)だけという大胆な商法です。
期間限定でこの日は「プルコギカレーパン」もありましたので、一つずつテイクアウトして家でゆっくり頂く事にしました。
お皿に乗せて切ってみました。
カレーパンの方にはチーズが入っていて、出来立てならトローンと中で溶けていると思われます。
プルコギカレーパンの方は牛肉が入っていて予想通りのお味で期待を裏切らなかったものの、どちらが好きかと聞かれたら私は定番の「カレーパン」ですね😊
具のカレーも美味しく、衣は油っぽくなくサクサクした食感で美味しいのですが、お値段がもう少し安ければ、また買うのだけど。
というのが率直な感想です。
まあお値段の方は観光地なので、この位しても仕方ないのでしょう。
それにしても、個性的な美術館の拝観料の方が安かったとはね❗️
最後までお読み頂きありがとうございました。
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