浅間山が夏空に綺麗に広がって見えた日、いとこが家に遊びに来ました。
軽井沢は涼しいね
今年は猛暑で、この日の昼間は26℃と暑かったのですが、それでも他県からやって来たいとこは「涼しくて気持ち良い」と言って顔をほころばせました。
手先が器用ないとこは、私にお土産と言って夏用のワンピースを作ってきてくれました。
薄いグレーのリネンの上品な仕立てで、サイズも私にぴったりで感激。
本当に裁縫が上手な人は尊敬します。
夜はデッキでBBQにすると喜んでくれ、色々な話をして盛り上がりました。
久しぶりに叔母の声を聞いた私は
食事が進んだあたりで、いとこが「施設に入っている母にこれから電話する」との事で、聞けば毎晩電話しているとの事。
とてもお母さん想いの優しい人柄のいとこ。
90歳近い叔母の事をいとこは「時々ボケてきていて、忘れっぽいし、同じ事を何度も言うようになったの」と言います。
私は子供の頃、両親が共働きだった為、この叔母の家で良く夕飯をご馳走になっていたので、沢山の思い出があります。
しばらく会っていないので、思い出すのは若い頃のにこやかな叔母の顔ばかり。
(電話で話してみたいけれど、声だけで私と分かってもらえるかしら❓)と私が考えているうちに、もういとこは電話をかけています。
「お母さん、今ね、Mちゃん(私の名前)の家に泊まりに来ているの」
(いとこが私の所に泊まりに来たのは今回初めてなので、これは電話では分かりづらい状況かも❓)
少し不安を感じながら電話を代わると、叔母ははっきりと
「あ、Mちゃん、お世話になります」
あの頃と同じトーンの若々しく優しい口調でした。
ふと子供の頃、私の手を引いてお祭りに連れて行ってくれたあの叔母の顔が蘇りました。
いとこは50歳を過ぎていて、立派な大人ですが親から見れば子供なのでしょう。
どんなに年老いても、親が子供を思う気持ちは、いつまでも変わらないのですね。
この時思わず涙が溢れ落ちそうになりました。
親が子供を思う気持ちも、子供が親を思う気持ちも、私は今は両方の立場なのでとても良く分かるからかもしれません。
何はともあれ良かったー、私の事忘れていなくて😊
寒冷地では、春はゆっくりと来ますが、秋は駆け足でやって来ます。
* Thank you as always *
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