NHK BSプレミアム「ワイルドライフ」(2021年9月20日放送)
軽井沢の森で4年間の観察と研究で分かった野鳥の真実
小鳥たちは会話を理解し使いこなしている
若き生物学者、鈴木俊貴博士は「彼らの鳴き声には、単語や文章、さらに文法までがあり、種類を越えて鳥同士が会話をしている事まで分かってきた」と発表しています。
軽井沢に暮らしていると野鳥が時々家にやってきて、慣れてくると手から直接エサを食べてくれるようになります。
その様子はとても可愛く、見ているだけで心休まるものがあります。
特にヤマガラやコガラはファミリーで遊びに来てくれて我が家のお馴染みさんになっていきました。
こうして家に遊びに来てくれるのは、木々に葉がない秋から冬にかけてです。
春になると食べ物が山に豊富にあるので、もう家には来なくなります😭
この名前についているカラを漢字で書くと雀という字で、大きさもスズメと同じか少し大きいぐらいで、それぞれが仲間です。
👇6月の「お別れ」の記事
軽井沢で小鳥の研究をされている鈴木俊貴博士は、鳥の中でもこのカラの仲間がヒトのように言葉を使うと世界初の発見をされました。
先日その内容がテレビ放送されたので、次のように短く要約してみました。
会話が出来る
シジュウカラのメスの「チリリリリ」(お腹が空いた)という鳴き声が聞こえると
オスは「ツピー」(そばにいるよ)
そう会話した後、巣箱にいるメスにエサを運んでいきます。
鳥はただピーピーさえずっているだけかと思っていたので、これにはとても驚きました。
名詞が使える
実験でヘビの模型を置くと、シジュウカラが「ジャージャージャー」という大きな鳴き声を出して仲間にその存在を教えます。
すると、、、
驚く事に鳥達が一斉に、下をキョロキョロ見てヘビを探し出そうとしているではありませんか!
これはただヘビが怖くて鳴いているのではなくて、きちんとそれがヘビだと分かって仲間に教えているのです。
ヘビは小鳥にとって一番危険な敵なので、他の外敵とは違う独特の「ジャージャージャー」という鳴き声を使っています。
こうして鈴木博士の研究によって、ヘビのように「名詞」が使える事が分かったのもこれが世界初だそうです。
文章が使える
秋になるとガラの仲間達は少ないエサを探す為と敵から身を守る為に、混群を作って一致団結します。
この混群の中で、文章が交わされているというのです。
実験の為、モズの模型を置いて様子を見ると、、、
なんとシジュウカラが「警戒しろ」と「集まれ」の2つの言葉を繋げて文章にし仲間に知らせました。
これを聞いて鳥達は辺りを「警戒しながら集まって」きました。
この文章を使う能力は今まで人間だけにしかないと思われていたので、これは大発見です。
しかも博士は鳥達の175以上の文章を発見したというから驚きです‼️
「集まれ」という鳴き声は鳥の種類によっても異なるようですので、異種類の間で言葉を理解しているという事になります。
去年うちのデッキに来るのもこのメンバー達でした。「あそこに行けばなんかくれるぞ、集まれー」っと言っていたのでしょうか、鳥達は可愛いだけでなく、とても賢いんですね😊
私もこの鈴木博士の研究発表から鳥の鳴き声を聞いて、今は一体どんな状態なのかという事が分かると良いなー。
また寒くなった頃に、家にやってくる小鳥達と再会する日が今からとても楽しみです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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