先日、ブログで「軽井沢に熊出没」の記事を書いたからでしょうか、YouTube「大愚和尚の一問一答」(たいぐおしょうのいちもんいっとう)の熊の子離れのお話をふと思い出しました。
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私は特に仏教徒という訳ではないのですが、大愚和尚様のゆっくりとした落ち着きのある語り口は、すっと心に入っていくものがあり、1日の終わりに拝聴してから眠る事も良くあります。
YouTube番組「一問一答」は毎回、質問者からの悩みに和尚様が答えて行く形式です。
この回は「離れて暮らす自分の子供の事がとても心配です」という視聴者さんからの悩みに、熊の子離れを例に分かり易くご回答して下さっています。
熊の子離れ、その時親は
画像;Pixabay
母熊は子熊が一人前になるまで、狩の仕方や木登りを教えます。
最初は上手に木に登れなくても、日に日に高く上まで登れるようになり、子熊も嬉しそうです。
木登りの練習が何日か続いたある日。
子「見て、ボクこんなに登れるようになったよ」
母「凄いね、ガンバレガンバレ」
子熊は母熊を喜ばせたくて、もっと上に登ります。
そして、得意気にどうだーという顔で下を振り返ると。
母熊は我が子が成長した姿を見届け、黙ってその場を去っていったのでした。
熊のお話はここで終わりです。
これを聞いて私は、胸がジーンとしました。
厳しい動物の世界。
子熊は下にいるはずの母熊がいなくてビックリしたでしょうね。
「えっ、お母さん、どこ行ったの💧」
子熊は慌てて木を降りて、母親を探すでしょうか❓
多分探さないと思います。
では母熊は子熊に最後のお別れの挨拶をしたでしょうか❓
何もしないで去って行ったと思います。
あまりにも、サッパリとした親子の別れ、野生動物と人間は違いますが、大愚和尚様は最後に子の自立を親は妨げてはいけない、と教えて下さいました。
ある程度子供が大きくなったら、親は何事も先回りして世話を焼きすぎないよう、遠くから見守っているぐらいが丁度良いのかもしれません。
私はこのお話を聞いて、親は子供の「転ばぬ先の杖」になってはいけないのだと思い、それからはなるべく手を貸さないようにしています。
「大愚和尚の一問一答」より
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