出来る人が使える贈り物
先日、職場の同僚から紙包を渡されました。
「あの、良かったらこれ使って」
遠慮がちな笑顔と共に渡された袋に入っていたのは、、、
「〇〇ちゃん(0歳の孫娘)にどうかと思って」
とその同僚は言います。
確かに赤ちゃんは何枚ガーゼがあっても良いので、プレゼントして下さったのでしょう。
聞くと、ガーゼのフチを手縫いでかがってくれたそうで
その手間を考えたら凄いです。
本当、手先が器用な人は尊敬します。
丁寧にお礼を言うと
「家にたまたまガーゼがあったし、フチ縫いは大した事ないのよ」
そうは言っても皆さんお忙しいのに、中々出来る事ではありません。
こうして、私も、あえて相手に負担がかからないように
さりげなくプレゼントを渡せるようになりたいものです。
早速娘に渡すと、この可愛い色合いが気に入ったのか
とても喜んでいました。
誰がいつ食べるのか
食べ物を渡す時、誰がいつ食べるのか
とても良く考えられたお部屋見舞いがあります。
それは銀座4丁目の「ぷらちな屋」さんの
一口焼きいなり
歌舞伎座の横にお店がある事から
役者さんへの「お部屋見舞い」としても
重宝されているそうです。
私は家族へお土産として買って帰り
開けてみると、8個の焼きいなりが
行儀よく並んでいます。
普通の稲荷すしと比べると半分位で
名前の通り一口で食べられます。
また同じ味付けだと飽きますが
こうして6種類も味があるので
楽しみながら美味しく頂けました。
どうしてここまで小さいのか?
それは舞台前の役者さんの
お化粧が取れないように。
また軽く炙っているのは
液ダレしにくくして
大事な衣装を、汚さない為かもしれませんね。
さりげないおしゃれはハッとする
先日友人と食事した時の事、
そこの女将さんのお着物の袂の柄が
とても粋でした。
シックな色合いの中に
白い小さな兎。
ちょうど中秋の名月の頃でしたので
おしゃれな方だなーと思いました。
小さくて目立たないようですが、
この小ささが却って
アクセントになっています。
ガーゼのフチ縫いや、一口いなり、お着物の柄、
3つの事に共通しているのは
主張はしないけれど、さりげない大人の気遣い
今回は全部気がついて良かったです。
でも、もしかして、気づかないで
過ごしている日常の小さな素敵な事が
あるかもしれません。
だとしたらとても勿体なーい。
* Thank you as always *
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