風はまだ冷たいが日差しは春を感じる。
鎌倉は古刹・名刹が多くあり、散歩に事欠かないが、こんな日は梅を見に東慶寺に行って見たくなる。
お寺の門をくぐるとマスクをしていても分かる、梅の良い香り。
お花は7分咲という感じだろうか。
華やかさは無いが可愛らしい姿に見惚れる。
東慶寺は駆け込み寺で有名。
今で言うとDVのシェルターみたいな役割だったのかしら。
まずはお参りを済ませる。
境内の「白蓮舎」で「インド料理のための器展」を開催していたので少し見せて頂く。
お寺で食器展?でも違和感は無い。
むしろこの飾り気のない潔さはこの東慶寺にしっくり来る。
その後お寺の外に出て雑貨店をぶらぶら。
古民家を改装したお洒落で渋いお店、「蔵屋」さんでタイムスリップしたような贅沢な時間を過ごす。
置いてある物も空間の使い方も古都鎌倉らしさを感じる立派な佇まい。
鎌倉街道沿いのお店は個性的で目の保養、心の栄養になる
東慶寺横のレトロなカフェでお茶にする。
古くからある静かで落ち着いたお店「吉野」さんは私のお気に入りだ。
マスターがサイフォンで淹れてくれる美味しいコーヒーを頂きながらぼんやり外を眺めて得意の妄想に耽る。
(まだ景色は春ではない)・・・
この景色を見たら誰でもそう思う事だろう。
つまり大した事は考えていない。
お店を出たら来た時より肌寒くなっていた。
先程の雑貨屋さんで買った可愛い絵葉書は誰に出そう?
私の拙い鎌倉散歩日記に最後までお付き合い頂きありがとうございました(^^)nn
続く