能登半島地震から、今日で2週間が過ぎました。
断水や停電で、不便な避難生活を送っている方を見ると、本当に心が痛みます。
この度の震災に際し心よりお見舞い申し上げます。
4年前から軽井沢と鎌倉で、2拠点生活をしている私の観点からセカンドハウスについて感じた事を綴ってみました。
数年前から注目を浴びる軽井沢
軽井沢は数年前から、移住者や別荘購入者が増え、不動産の動きが活発です。
その理由に1つに、コロナ禍でリモートワークが普及した事。
毎日都心の会社に通わなくても良いのなら、軽井沢での仕事も可能です。
軽井沢は自然豊かな所ですが、新幹線の軽井沢駅から東京駅まで1時間程です。
また、車なら高速道路を使って碓氷軽井沢インターから都心まで2時間半と交通が便利なので、時々なら通勤も無理ではありません。
人気の2つ目の理由には、夏の猛暑。
去年は記録的暑さでしたが、今年も暑くなるようで、今後東京は「夏は5ヶ月」になるかも知れませんね。
その点、軽井沢の夏は涼しく、今の所標高1000mの高台に建つ我が家ではエアコンは不要です。
夏涼しいという事は、当然冬は寒ーい。
同じ窓から外を見た景色は、夏と冬ではこんなに違います。
東京の夏が5ヶ月なら、寒冷地軽井沢の冬は5ヶ月(11月から3月)で丁度真逆ですね。
という事は、11月から3月は温暖な湘南地区に住んで、5月から9月は軽井沢に、4月と10月は桜と紅葉を求めて行ったり来たり、が理想なのでしょう。
(でも私はその「理想」を無視して一年中行ったり来たりしていますが、、、)
軽井沢が今後さらに人気になる理由の3つ目に考えられるのは、避難所としてのセカンドハウスの需要です。
今回の能登半島大地震を見て、自宅の耐震補強工事を考えるかも知れませんが、耐震補強工事は築50年で床面積60〜80平方メートルの建物の場合、相場は約190万円らしいです。
補助金もいくらか出るとしても、あと何年住むか分からない住宅に、あまり大金は使いたくありませんが、南海トラフ地震が今後20年以内に発生する確率が「60%程度」に引き上げられた事が少し気になります。
もし私が被災したら、避難所はあまり行きたくありません。
短期間ならホテルも良いけど、狭いし不便そう。
総合的に考えると、セカンドハウスがあった方が、家族やペットも呼べるし安心です。
また、拠点となる家がもう一つあれば、災害時の避難所というより、日頃からレジャーや休息の為に使えます。
失敗しないセカンドハウスとは
セカンドハウスを買って失敗したという話は良く聞きます。
では失敗しない為の3つの大事な事とは、、、
それは本拠地の住まいから遠くない所。
遠いと、初めのうちは通っていても、そのうち行かなくなり、やがて廃墟になってしまいます。
そしてリセールしやすい所である事。
あまりに田舎で不便だと、いざ売りたい時に売れずに、維持費だけが嵩み負債を抱える事になりかねません。
最後に前から住みたかった所。
現役時代や子育て中は、中々自分の理想を求めて、好きな所に引っ越せませんでした。
海の側に住む私は、前から山暮らしに憧れがあり、軽井沢を選びました。
ここでは、全くご近所を気にする事なく、薪ストーブやデッキでバーベキューを楽しめます。
もし災害が起きてしまって停電になっても、暖を取る為の、灯油や薪は常備しています。
そうは言っても、いつ来るか、そして来ないかも知れない災害に備えて、セカンドハウスを所有するのは、考えとしては良いのですが、それだけでは勿体無い。
やはり前から住んでみたいと思った所に、小さくても良いので、もう一つ拠点があると、人生の満足度が違ってくるような気がします。
あとはもう、大地震が来ない事を願うばかりです。
* Thank you as always *
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